今回は刀剣乱舞以外の記事についても書いてみようと思います。今回の内容は「TRPG(テーブルトークRPG)」についてです。
TRPGについては簡単ではあるが説明してみようと思います。
TRPGとは「テーブルトークRPG」というアナログゲームの一つです。
アナログゲームと聞いてまず最初に浮かぶのはなんだろうか。一口に言っても様々な物があるでしょう。身近な物ならトランプやウノ、麻雀、将棋、チェス等、所謂ボード、カードゲームがごく一般的なアナログゲーム。
そしてアナログゲームはゲーム機やテレビを使わずにみんなでお喋りをしながら遊ぶ物です。冒頭でも言っていましたがTRPGもこのアナログゲームの分類にされます。ただ、違うのはTRPGはトランプ等と違って多種多様なゲームシステム、ルールブック、サイコロ、筆記用具等を使った物です。
簡単に言えば、テレビゲームと違い、テレビやゲーム機等が必要ないけどそれと同様のゲームができる、と思ってもらえれば幸いです。
通常のテレビゲームはハードとソフト、テレビ等がなければ遊ぶことはできない。しかし、このTRPGはそういった物は一切、必要ない。必要なのは上記にもある通り「ルールブック」「筆記用具」「サイコロ」です。
▼TRPGの遊び方
TRPGの遊び方は至って簡単です。
まず、人数を集めること、遊びたいTRPGのシステムのルールブックと筆記用具、サイコロを用意します。
その次に遊ぶ為のシステムのシナリオを用意します。ルールブックやネット上にもシナリオが掲載、配布されていますので参加する人達と相談しながら決めていきましょう。その際にGM(ゲームマスター)以外のPL(プレイヤー、参加者)にはシナリオの内容を教えてはいけませんので注意してください。
GMはTRPGの進行役で遊ぶシナリオをよく理解しておくことが必要です。参加者、シナリオが揃ったらGMはシナリオを読みながらPL達にシナリオを進めさせていきます。
進行は基本、PL達の自由ですが場合によってはGMから「どうしてそうしたいのか」「ここは何を使うのか」「その行動は許可できない」等のこともあるのでお互いを思いやって行動していきましょう。
▼ルールブックとTRPGシステムについて
ここからはTRPGを始めるに至ってどのようなシステムがあるのかを説明していきます。
まず最初にTRPGには様々な「システム」が存在します。ここでは有名なシステムをご紹介します
▼クトゥルフ神話TRPG……アメリカの小説家:ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの著書「クトゥルフ神話」を題材とした物。この小説に出てくる「クトゥルフ」と呼ばれる神は架空の神話体系であり、実際には存在しないものである。一般的に神話というのは「日本神話・ギリシャ神話・エジプト神話等」が上げられる。クトゥルフ神話TRPGはそんな架空の神話体系を元に探求者達が物語を展開していくシステムである。
注意としてこのシステムは原作でもグロテスクな表現が多々、含まれているので検索には十分な心構えをしていただけると幸いです。
※バイオハザード、サイレン等のホラーゲームを想像していただければ多少は伝わりやすいかもしれませんがあくまでこちらのイメージですのでご了承ください。
▼ダブルクロス……富士見書房から発売されているTRPGシステム。TRPGのルールブックにしては珍しくライトノベルのような文庫サイズ、価格も他のシステムのものより比較的安価であることから中高生を中心に人気が出たシステムである。
内容は「レネゲイド」と呼ばれるウィルスの発症により人類は「超能力」を手に入れた「超人(オーヴァード)」となる。しかし、このウィルスに感染している人間は限られているほか、パッとみだけではその人が感染しているなどわからない。だが、この「超能力」は使い方を間違えれば人類を滅ぼしかねない力だ。
日本政府はそれを防ぐ為、「超人」として覚醒した者に正しい力の使い方を教え、悪い方向へとなった「超人」や「世界と敵対する者」を倒すべく動いている。
PL(プレイヤー)は感染し、覚醒した「超人」となり、戦い続けるというものだ
▼汝は人狼なりや?(人狼ゲーム)……TRPGというよりは人狼ゲームとしては知名度が高いものかもしれない。テレビ番組や声優がこのゲームをやったメディア媒体が数多くある。
このゲームはチーム戦でありながらPvP(PLvsPL、プレイヤー対プレイヤー)の要素が含まれている。
一つの村に人狼と呼ばれる存在が紛れ込み、毎晩、村人を殺していく。村人は誰が人狼なのかわからない、しかし犠牲者を増やさぬように昼の間に「誰が村人で人狼なのか」を相談することにした。これを繰り返し、村人は自分達の数より人狼を少なくしたほうが勝ちとなる。
逆に人狼側は自分達より村人を少なくするか村人と自分達の数を同じにすれば勝ちとなる。
そこに「役職持ち」と呼ばれる存在が加わることでより、ゲームを楽しくするものだ。
▼艦これRPG…その名の通り、有名オンラインゲーム「艦隊コレクション~艦これ~」を原作としたシステムである。原作ゲームではPLは「提督」となってのプレイだがこのTRPGシステムではPLは「艦むす」達を操作し、プレイするのだ。この場合の「提督」はGMとなる。
流れは「鎮守府」で艦むすとして過ごしたり、敵と戦ったり。サイコロフィクション特有の「大惨事表」によって様々なドラマが繰り広げられる。
現在、ルールブック、追加サプリブックは以下の通りに発売してある。
▽「艦これRPG 着任ノ書」「艦これRPG 建造ノ書」「艦これRPG 建造ノ書 弐」「艦これRPG 出撃ノ書」「艦これRPG 抜錨ノ書」
上記の5冊が現在、発売されており、内容は「建造ノ書」から一部、艦むすに「改」のデータが追加。
更には「建造ノ書 弐」からは「改二」が実装されている一部、艦むすの収録がされている。
その他にも「冒険企画局」から発売されている「マギカロギア」「シノビガミ」「キルデスビジネス」「ピーカーブー」
「F.E.A.R-富士見書房-」から発売されている「アリアンロッド」「ソードワールド」←「ダブルクロス」も同じ会社から発売されています。
「つぎはぎ本舗」から発売されている「永い後日談のネクロニカ」「ゆうやけこやけ」←※こちらのシステムの一つ、ネクロニカはR-15となっており、大変グロテスクとなっておりますので検索にはお気をつけください。
その他完全「PL対PL」型のTRPG「パラノイア」等、様々なものがあります。中には「このシステムはちょっと……」等好みが分かれるものもあるかと思いますが興味がある方は一度、TRPGで検索してもらえればと思います。
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