新刀剣男士の声優さんがアニメ「最遊記」の孫悟空や「ガンダムSEED」のキラ、「戦国BASARA」の真田幸村でお馴染みの保志総一朗さんとなって20代後半の審神者を直撃しています。自分もその一人です。直撃ですね。
前回の記事では皇室御物、源氏の二振りの小烏丸を紹介しました。
今回は他の小烏丸を紹介します。
▼平家重代の小烏丸
・平家重代の小烏丸の作者は詳しくはわかってはいないが「天国(あまくに)」作と「諷誦(ふじゅうまたはあきたか)」作の二つがあるそうです。
・由来
→桓武天皇が南殿に立っていられる時、一羽の大きな烏(八咫鴉)が帝の前に飛んできて、伊勢神宮の御使いと奉上し、飛び立ったあとに一振りの太刀がおかれていたという。「小烏丸」の名はその大鴉の羽から出てきたとの伝承に由来する。
※名刀幻想辞典より
…なんとも驚きの由来というか一説。
その他にも平貞盛が平討伐の時に拝領した太刀で兜の天辺に小さな烏の像をつけている一人を斬ったら将門まで斬れたなど。
刀の由来と逸話はどれも驚きです。
▼小烏則重作
鎌倉時代末、越中の刀工、則重(のりしげ)の作。豊臣秀吉の所蔵刀にあったがその後は行方不明となっている。
この刀工は越中国婦負郡呉服郷(現富山市五福)出身で本名は佐伯氏。
相州正宗の高弟で正宗十哲の一人とされている。
この則重作とされている小烏丸の詳しい情報が少なく、現在はこれだけ。
▼飛騨国分寺「小烏丸」
高原諏訪城城主江馬氏家宝とされるこの刀は重要文化財に指定、飛騨国分寺所蔵となっている。
・江間輝盛が「八日町の戦い」で討死。その際に小烏丸と一文字の薙刀は彼の元を攻めた牛丸又太郎が分捕り、一文字の薙刀は信長配下へと献上、小烏丸は飛騨国分寺へ寄進されたとなっている。
こちらも詳しい資料が残っていない為、現在はこれだけ。
この小烏丸は「集古十種」と呼ばれる「1859点の文物を碑銘、鐘銘、兵器、銅器、楽器、文房(文房具)、印璽、扁額、肖像、書画の10種類に分類され、その寸法、所在地、特徴などを記し、文晁等の模写図を添えたもの」に所載されている。
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