先日、刀剣乱舞公式ツイッターにて新しい刀剣男士が実装発表された。
実装されたのは粟田口の短刀「包丁藤四郎（ほうちょう とうしろう）」だ。亀甲貞宗に続き、中々にインパクトのある刀剣というのが最初の印象でした。
公式ツイッターでの紹介文も安定のニトロプラスだなぁ…と。
ではでは、そんな新刀剣男士「包丁藤四郎」について簡単に説明していきましょう。
▼包丁藤四郎について
・まず最初にこの包丁藤四郎は同名の刀が2振り、存在しています。
☆尾張徳川家伝来：現存、徳川美術館所蔵
☆徳川将軍家伝来：明暦の大火で焼失
上記の2振りが存在しており、今回実装されるのは徳川家康が所持していたとされる明暦の大火で焼けてしまったほうかもしれない。
・現存している方は足利家の所蔵で足利将軍家に伝わっていたもので後に大谷吉継が所持、その後徳川将軍家→尾張徳川家へと贈られる。
▼徳川秀忠所持「包丁藤四郎」
まずは徳川秀忠が所持していたほうから。
・明暦の大火で焼けてしまったこちらの包丁藤四郎は享保名物帳に載っている。
・由来は室町幕府京都侍所所司代を務めた近江国の多賀高忠という故実にも通じた文化人が政敵に「鶴の料理を依頼されるがその鶴の中に仕込まれていた鉄箸に気がつき、包丁藤四郎を使い、鶴を鉄箸ごと断ち切ったこと」から。
・後に秀吉、上杉景勝と渡り、秀忠に献上。そして徳川家康へと贈られ、紀州頼宣に与えられる。
・しかし、頼宣は再び、将軍家へ献上している。そして、明暦の大火にて焼けてしまう。
▼尾張徳川家所持、現徳川美術館所蔵「包丁藤四郎」
次に尾張徳川家が所持していたほうを紹介します。
・こちらは元は足利家、足利将軍家に伝わっていたもの。足利将軍家から大谷吉継へと渡ります。しかし、彼が関ヶ原で討ち死にした後は徳川将軍家に入りますが駿河形見分けで尾張徳川家へと贈られることに。
・その後は同家に伝来、昭和16年に重要美術品に指定。尾張黎明会所蔵から現在の徳川美術館の所蔵となりました。
・こちらは現存しており、同じ粟田口の後藤や貞宗の物吉と一緒に所蔵されています。
今回は新実装の包丁藤四郎を紹介しましたが早速、今日、メンテが入りますが果たして実装はされるのか…
今から楽しみですね。
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