先日先行実装された井伏鱒二(いぶし ますじ)について。
出身は広島県。現在、実装されている文豪の中では唯一、平成5年まで生きた文豪。
享年は95歳、1993年(平成5年)に亡くなっている。
彼の代表作と言えば「山椒魚」と中国の漢詩「勧酒」を和訳したもの。
デビュー作は同人誌「世紀」に参加した際の「幽閉」ちなみに山椒魚はデビュー作である幽閉を改作したもの。
「さよならだけが人生だ」という言葉を聞いたことがある人は多いだろう。
訳や解釈によってはいろんな見方があるがネットなどでは「別れが来る、その別れを惜しむ」の惜別と「人生に別れはつきもの、ならば一瞬を大事にしよう」という一期一会など様々。
井伏の訳がどちらかと言われればこれもまた、感じ方、解釈の仕方では両方ともとれるとのこと。
ここは人それぞれである。
▼ゲームにおいて
ゲームの攻撃時にはこの和訳が使われている。
「この杯を受けてくれ」「どうぞなみなみ注がせてくれ」どちらも通常攻撃。
ちなみに「花に嵐のたとえもあるぞ」は急所攻撃、「さよならだけが人生だ」は筆殺奥義の台詞となっている。
デビュー作が山椒魚なのと釣りが好きだったこともあり、購買では山椒魚グッズを勧めてくる(山椒魚…)
更には耗弱・喪失時にも山椒魚についてや作品内の言葉を使っている辺り、山椒魚推しがすごい(そろそろ山椒魚のゲシュタルト崩壊が…)
▼史実とゲーム内の関連性
・佐藤は彼の師匠でもあり、井伏は太宰の師匠でもある。
井伏の台詞内にも太宰を心配するようなものが多く、彼らの関係性が見てとれる。また、回想でもそういった面が視られるので入手した際には見てみるのもオススメ。
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