新しい刀剣が発表されましたね。
刀剣乱舞初期から長らく一人しかいなかった長船派の刀剣に新たに追加!
発表されたのは「小龍景光(こりゅうかげみつ)」です。
刀種は太刀、表銘は「備前国長船住景光」裏銘は「元享二年五月日」
号は「小龍景光」 国宝指定で東京国立博物館所蔵。
既にゲーム内には長船派の燭台切がいますね。
同じ長船派ではありますが小龍は備前長船派、刀工景光作。
景光は光忠で始まる備前長船派の三代目を継いだ刀工とされています。つまり、燭台切よりも後の刀剣に当たります。
▼簡易来歴
簡単な来歴としては山田浅右衛門家の記録では中納言藤房→楠木正成へ譲られたもの。
その後は豊臣秀吉の元に渡るが徳川家康に与えたという。
しかしながら、他には記録がないらしく、これより前の享保名物帳や集古十種にも載ってないので河内の農家以前の伝来は怪しい。
参考サイト様…名刀幻想辞典様
その他来歴としては井伊家にも伝わるが最終的には桜田門外の変で斃れると、三輪徳蔵は解雇され、刀も山田家に返却された。
そして明治天皇に明治6年に献上されている。明治天皇へは当時の東京都知事だった大久保一翁を通じて献上。
明治天皇の佩刀(御物)となる。
終戦後は東京国立博物館に移管、昭和24年に旧国宝、昭和27年には新国宝に指定、現在も東京国立博物館に所蔵されている。
▼その他
山田朝右衛門の元にあった頃、二度写しが作られている。
1口目は井伊家に渡る前、2口目は井伊家より戻ってきた後。どちらも固山宗次作である。
名前の由来である竜の彫刻が写しの1口目、弘化4年のほうは隠れていないが2口目の文久2年のほうは磨上げた後の姿を模しており、現物そっくりとなっている。
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