そういえば新しい刀剣男士が発表されましたね。
信濃藤四郎君。粟田口の短刀です。ということはイベントは大阪城ですね。大太刀と薙刀が大活躍するステージですね。
ということで前回の育成の前に信濃藤四郎について史実をまとめてみました。
▼信濃藤四郎(しなの とうしろう)…粟田口の短刀。短刀の名手、粟田口吉光の作品。徳川家康の重臣、永井信濃守尚政の所持であったことが由来。元々は秀吉の所持であったという。尚政は信濃を徳川将軍家へと献上。その後、将軍家光の養女・大姫が前田光高に嫁いだ時に光高へと贈られる。
しかし、寛永13年・1633年12月、信濃は出羽庄内藩主・酒井忠勝へと内々で売却される。売却されたことについては享保名物帳に記載されていないという。
一説では秀忠から松平肥前守忠直に拝領、酒井忠勝の代から出羽庄内藩主酒井家に移り、同家・酒井家に伝来していったとも言われている。諸説あれど、酒井家に伝来していったこととなり、現在は酒井家ゆかりの致道博物館の所蔵。
昭和10年:旧国宝指定。この時は酒井忠良伯爵家が所蔵
昭和25年:重要文化財指定
昭和61年:8月に盗難に合う。平成元年(1989年)に埼玉県にて犯人は逮捕されている。犯人逮捕により、信濃は戻ってきたという。
そして現在、山形県鶴岡市の致道博物館にて所蔵されている。
ゲームでの秘蔵っ子というのは昭和61年に盗難に合い、その後大事に保管されていたことが由来かもしれない。
ちなみに重要文化財としての登録名は「短刀 銘 吉光 名物信濃藤四郎吉光」で「たんとう めい よしみつ めいぶつ しなのとうしろうよしみつ」となっている。
刀としての特徴は短刀としてはやや大振の類に属している。小板目がよくつんで、地沸のついた地がねは美しく、小沸出来の中直刃はよく冴えて、気品があるとのこと。長さは25cmの内反り。刀身の長さは大体、薬研と同じくらい。
ゲーム内イラストも身長は短刀の中でも高めなように見える。絵師に関してはまだ、情報がないため、わからないが実装後の刀帳、もしくは特定班からの予測を待つしかない。
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